バスケ初心者で最初に苦戦する技術の1つであるドリブル。
その場ではドリブルできるけど、動くとボールがどこかに行ってしまうなんてこともよくあると思います。
私もバスケを始めた当初はドリブルが全くできず、走りながらのドリブルやいろんなドリブルの種類を部活内で練習しましたがついていくのに大変でした。
でも徐々に成長していくので継続して練習すれば絶対上手になりますよ!
今回は私が思うバスケ初心者が知っておきたいドリブルの種類、知っておくと便利なドリブルのコツ、初心者でもできるドリブルの練習方法を紹介していきます。
少しでもお役に立てると嬉しいです。
バスケ初心者が知っておきたいドリブルの種類!
ここではバスケ初心者にチャレンジしてもらいたいドリブル技術や基本的なドリブルの種類を紹介していきます。
- フロントチェンジ
- ロールターン
- レッグスルー
- インサイドアウト
いろんなドリブル技術がありますが、NBA選手がやっているような難しいドリブルをしなくてはいけないわけではないので安心してください。
もちろん初心者にはレベルが高いと思うようなドリブルでも練習すれば絶対できるようになるので、やりたいと思う方は挑戦してみましょう。
試合で使うまでには時間がかかりますが絶対上手になりますよ。
フロントチェンジ
フロントチェンジはとても基本的なドリブルテクニックで、バスケ初心者さんでもたくさん使うドリブルになります。このドリブルテクニックは、右から左方向に、左から右方向に移動するために使います。
ただ移動するためだけではなく、ディフェンスを抜くためのテクニックなので早く強くドリブルし、いきたい方向の手にバウンドさせる必要があります。
バスケを始めたばかりの人はフロントチェンジが1番シンプルにボールの位置を変えることができるので、私もバスケを始めたばかりの時はフロントチェンジばかり使っていました。
とっても便利ですがドリブルが高すぎたりディフェンスとの距離が近すぎると、ディフェンスにカットされる可能性が高いのでディフェンスの手がボールに触れられないくらいの距離があればいいですが、ない場合は別のテクニックを使ったほうがとられるリスクがなくなりますよ。
私も1番使うテクニックですが、私の場合はドリブルが少し高めなのでカットされるリスクが高いので、フロントチェンジするときだけドリブルを低くすることを意識したり、体を引いたときにチェンジするなどカットされないようにしています。
ロールターン
ロールターンもフロントチェンジと同じく、行く方向を変えることができる基本的なドリブル技術です。
フロントチェンジと同じくらいたくさん使いますし、とっても便利なテクニックです。
フロントチェンジと違ってディフェンスの目の前でボールをドリブルしないので、ボールをとられる確率が低くなります。
具体的な動きを説明すると、(例えば)右から左方向にロールターンを使って方向転換した場合、右手でドリブルしていると思うので、自分の体の左側面がディフェンスに対面しています。そこから右肩を後ろに引いて、ディフェンスには自分の背中を見せながらターンします。
右肩とともに右足もひき、その右足が左もしくはゴールに向かってターンできると花まるです。
ボールは右手で左方向に引くか、左手で左方向にターンする方法もあります。
個人的には最初は両手を使ったターンのほうがしやすいで、最初は両手からスタートしてみるといいと思います。
片手だけだとボールを引かないといけないので、両手よりも難しいかもしれません。
ターンになれてきたら片手で挑戦するとターンの感覚がわかってくると思うので、ボールをひくという行動に集中して練習できると思います。
ターンとボールをひくという行動を同時にやるとどちらも中途半端になってしまうので、1つ1つクリアしていくといいですよ!
レッグスルー
レッグスルーはバスケのカッコイイ技術の1つで、脚を前後に開き、その脚の間で左右にボールをバウンドさせて移動するテクニックになります。
NBAや実業団の試合でよく見ることができますよ。
初心者には結構難しいテクニックなので無理して使う必要はないですが、いつか試合で使うことを考えて練習しておくと、前を向いた状態でボールを守りながら左から右に、右から左に切り替えることができるので、ディフェンスを抜きやすくなります。
しかもできるとかなりカッコいいので密かに練習しておくと、仲間を驚かすことができると思いますよ!
私はレッグスルーを使ってディフェンスを抜くという夢を何度も見たことがありますが、実際の試合ではあまり使ったことがなく私のチームメイトもそんなに使わずにディフェンスを抜いているので、使えると便利かもしれませんが使わなくてもディフェンスを抜く方法はたくさんあるので、レッグスルーにこだわらなくても大丈夫です。
インサイドアウト
インサイドアウトも初心者には少し難しい技術になるので、たくさん練習して使えるようになりましょう!
インサイドアウトは右手でドリブルしている場合、左に行くフリをするために足を左に大きく踏み込んで体全体を1度左に向けます。
その時にボールも体の中心より左にくるのですが、これは左に行くふりをしてディフェンスの右側を抜く技なので、そのまま右手を使って1度体の中心にボールを押し込みますが、それを右側に戻すテクニックになります。
ドリブルにフェイクに幾つかの技術が混ざったテクニックになるので、同時にやると混乱するという人は最初は体の動きとドリブルの動きそれぞれ別で練習するのもいいと思います。
これができるようになるとボールのコントロールがとても上達するので、ドリブルをしながらいろんなフェイクができるようになりますよ。
インサイドアウトは体もボールも1度行きたい方向とは違う方にフェイクをかけるので、ディフェンスを騙しやすいです。
マスターするとすごい便利なテクニックなので、いっぱい練習して使いこなせるようになっちゃいましょう!
バスケ初心者が知って得するドリブルのコツ!
初心者に見てると簡単そうに見えても、いざやってみると難しいですよね。
ここではどうやってドリブルをやるのかわからない、ドリブルのコツが知りたい方に私が今までやってきて感じたドリブルの意識するポイントをいくつか紹介していきます。
- 強くボールをつく
- 低くドリブル
- 前を向く
- ドリブルしてない腕でボールをガード
- 肩、肘、手首はしなやかに、手はリラックス
- 両手を使う
ただ単純にボールを地面に叩きつけるだけでは、練習や試合では使えません。
それでも多少は上手になると思いますが、それは1人でバスケをするにはいいでしょう。
でも実際のバスケの試合ではディフェンスがいるので、ディフェンスに取られないようにボールを守る必要があります。
私が今までバスケをしてきて、初心者にもわかりやすいコツを考えてみました。
ぜひこれからバスケに挑戦する方、最近始めたけどいまいちコツが掴めない方はこの中の1つでもいいので意識して始めてみてください。
強くボールをつく
ボールを強くつくのは初心者にとって結構疲れることなのですが、強くつくことでボールが早く跳ね返ってくるのでディフェンスに取られる可能性が低くなるのと、ボールが手に吸い付くようになってくるので、弱くボールをついている時よりもドリブルしやすくなります。
私がバスケを始めた当初はコーチに「ドリブルは強く!」といつも言われていましたが、なぜドリブルを強くつかなくてはいけないのか謎でした。
なのでそこまでドリブルを強く意識してやっていなかったので、他の子たちよりもドリブルが弱く、よくディフェンスにボールを奪われたり、上手にコントロールできないのでよくボールを失っていました。
強くドリブルすることを練習していると優しくドリブルすることは簡単ですが、いつもふわふわとドリブルしているといざ強くボールをつきたいときにうまくいかないので、強くドリブルするというのは最初から意識して練習した方が絶対いいですよ。
低くドリブル
これも強くドリブルするのと同じくらい、バスケでは基本中の基本のことです。
低くドリブルする理由はディフェンスにボールを取られないためで、低い位置でドリブルするとディフェンスの手がボールに届きにくいのと手とフロアーの間が短いためディフェンスがカットする余裕が減ります。
私は割と身長が高いということもあり、ドリブルを低くするのが苦手でした。
低くドリブルしようとすると腰が曲がっておばあさんのような体勢になってしまったり、低いドリブルを意識しないと他の子達の2倍くらい高いドリブルをして簡単にディフェンスに奪われていました。
なので皆さんはできるだけ腰ではなく膝を曲げて、姿勢はできるだけ前のめりにならないように胸を張ってドリブルするといいと思います。
これはバスケを始めたらすぐに癖をつけるように練習することをおすすめします。
自分流のドリブルが完成してからだとなかなか低く姿勢を正してドリブルをするのは難しいので、最初から意識してやってみましょう。
前を向く
前を向くというのはボールを見ないで前を見ることで、何が起こっているかドリブルをしながらでも判断できるようになってきます。
前を見ながらドリブルするのは慣れてこないと難しいですが、ずっとドリブルを見てバスケの練習、試合はできません。
バスケはディフェンスもいれば仲間もいる競技なので、ディフェンスがどこにいるのか、どこに仲間がいるかを見なくてはならないので前を向くというのはとっても大事なことなんです。
私はバスケを始めた時、前を見きながらのドリブルが本当に苦手で最初の頃は前を向くと片手でドリブルしているだけなのにボールがどこかに行ってしまうことが多くありました。
ですが前を向いてドリブルをつくとを続けていれば、だんだん手の感覚や腕の感覚がこうやれば真っ直ぐドリブルが手に帰ってくるというのがわかるようになってきます。
始めの頃は「なんで上手くいかないの?」と思う方も多いかも知れませんが、徐々に慣れていきましょう!
最初は動かずにその場で前を向いてドリブル、それができたら歩きながら、走りながら、ボールを2つ使って両手でドリブルなど、いろいろなドリブルで前を向く練習をしてみてください。
その方が体の使い方が複雑になってくるので、いろんな場面に対応できるようになってくると思います。
ドリブルしてない腕でボールをガード
これはデフェンスから自分が持っているボールを守るために必要なもので、腕のガードがないとディフェンスが簡単にボールを奪いにきます。
私はバスケを始めた頃、腕でボールをガードするポーズが恥ずかしくて練習での個人練習ではあまりやっていませんでしたが皆さんはできるだけやりましょうね。
みんな同じことをやっているので恥ずかしくないですよ!私はそれに気づかずサボってしまいましたが…(笑)。
できればですが1人でやっているとイメージが湧きにくく、どうやって腕を使ってボールを守ればいいのかわからないと思うので誰かに自分がドリブルしている前に来てもらい、そこからボールを奪うふりをして貰えばわかりやすいと思います。
ボールを取られないように自然とドリブルしていない腕がガードすると思います。
私の場合は、腕の位置は床と平行でディフェンスがボールに近づけないようにできるだけ遠くに腕から手を自分の体から離します。
この時に姿勢が前のめりになりすぎないように気をつけてくださいね。
肩、肘、手首はしなやかに、手はリラックス
バスケをやっている人たちのドリブルを見ていると、すごい強くドリブルをついているように見え、力がいるのでは?と思う方もいると思います。
ですが、実際は力を抜いてリラックスした状態でドリブルをしています。
初心者の方は、ドリブルを強くやろうと一生懸命になるとつい体に力が入ってしまうことが多いですが、力が入っていると次の動作に瞬時に反応できません。
ドリブルも同じでドリブルで使う間接の肩、肘、手首、手、指はリラックスし、できるだけ力を向いた状態だと、跳ね返ってきたボールにリズムよく吸い付くように受け止めることができるようになってきます。
もちろん始めから力を抜いてドリブルをするというのはとっても難しいことなので、ドリブルに慣れてきたらリラックスするということを意識してドリブルするともっとしなやかなドリブルができるようになると思います。
ガチガチだと肩が凝ったりスムーズなドリブルがしにくいので、腕や手首をブルブルっとリラックスさせてあげてからドリブルするのもいいですよ。
両手を使う
利き手の方がドリブルしやすいからといって片方の手だけでドリブルしていると、いつか利き手でない方でドリブルすることが必ずきて困ることになるので、必ず両手でバランスよく練習しましょう。
私は右利きなので始めの頃は右ばかりでドリブルしていて、右は問題なくドリブルできるのに左になるとコントロールするのが大変でディフェンスにすぐ取られてしまったり、ディフェンスがいないにも関わらず自信がなく失敗もたくさんしてきました。
できれば利き手よりも利き手でない方のドリブルを多く練習するのがいいと思います。
やはり利き手は普段いろんなことで使っている分コントロールしやすいので、ドリブルに慣れるのが利き手じゃない方よりも早いです。
私はバスケの練習以外でも左手でお箸を使って食事をしたり、字を書いてみたりと左手がいうことを聞くように鍛えていました。
普段使わないとコントロールするのは難しいのでぜひチャレンジしたい方は挑戦してみてください。
バスケ初心者が早くドリブルが上手になる練習方法!
ここではバスケを始めたばかりの方、もしくはこれから始めるという方にドリブルが早く上手になる練習方法について紹介していきたいと思います。
- 鏡でドリブル確認
- 1対1で鍛える
- ボールを2つ使う
- 走りながらドリブル
何をやるにも早く上手になりたいですよね。
でも何からやればいいのか、何をやる必要があるのかも、最初はわからないですよね。
私も最初はひたすら練習メニューをこなしているだけで、その練習がなんのためなのかも考えずにやっていました。
なので皆さんには私が今までやってきて必要だと思うシンプルなドリブルの練習、ドリブル力が身についたと思う練習について話していきますのでぜひやってみてくださいね。
鏡でドリブル確認
鏡の前で自分のドリブルを確認するのはとっても大切なことで、普段自分の姿は見られないので頭の中で自分はこうやっていうと思って行動していても、実際は大きな違いがあることが多いです。
自分が思い描いている体勢やドリブルの低さなどを確認するために鏡で自分の姿を確認しましょう。
私はいつも「ドリブルが高い」と先生に注意されていましたが、自分の中では「これが低い、周りと同じくらい低くして頑張っているのになぜわかってもらえないんだろう」と思っていましたが、自分姿をビデオなどで確認したところ他の人たちよりも明らかに高いドリブルをしていて、ディフェンスに取られやすい体勢をしていました。
自分のイメージと実際の動きが違うことに気づきければ、理想の動きに近づけることができるので、鏡を見ながらドリブルするのはとってもおすすです。
ドリブルだけでなくディフェンスの姿勢を確認するのにも便利ですよ。
1対1で鍛える
バスケを始めてしばらくはその場でドリブルすることが多いかもしれませんが、ドリブルはディフェンスを抜いてシュートに持っていくためのものなので、実践でドリブルを使う必要があります。
5対5でいきなり練習するのは人数が足りなかったり、初心者の方にとっては少しハードルが高いかもしれないので、1対1でディフェンスを相手にシュートまで持っていく練習や抜く練習をすると、その場でのドリブル練習とは全く違う実践で使うドリブルの練習ができます。
私は上手な先輩と毎日1対1をしてぼろぼろにされていましたが、とっても勉強になりました。
始めはボールを奪われたり、上手くいかないことばかりかもしれませんが、なぜ取られたのか、どうすれば取られないのか、次はこうやってみようという実際に体感して考えることが大事なので、失敗を恐れずにたくさん1対1をやりましょう。
上手な人も最初は誰かにボールを奪われていたはずです。
なので全く恥ずかしいことではないのでどんどん挑戦してください!
ボールを2つ使う
ボールを2つ使うというのは、両手で同時にドリブルをするということです。
これは1つのボールを片手だけでドリブルしている時より断然難しくなると思いますが、これを練習していれば片手に戻った時にコントロールしやすくなります。
2つのボールを操ることに集中するので、1つのボールをコントロールするのは簡単に感じます。
私の場合は、左のドリブルが右のドリブルに比べてかなり弱かったので意識しないで両手同時にドリブルすると、必ず左のドリブルが徐々に低くなっていました。
なので利き手のドリブルと左のドリブルを同じ強さでドリブルできるように、できれば左手は気持ち強めにドリブルするとちょうどいいかもしれません。
利き手じゃない手は自分が思っているよりパワーが出てないことがあるので、自分が思っているより少し強めにドリブルしてみてください。
両手同時が慣れてきたら、高いドリブルや低いドリブル、交互にドリブルをつくなど色々試してみると、もっとドリブルのコントロール感覚がよくなってきますよ!
走りながらドリブル
バスケは走り回るスポーツでもちろんドリブルも動きながらするのがほとんどなので、その場で止まってドリブル練習をずっとしていても実践的ではありません。
なので止まってドリブルする練習も基本的な姿勢やドリブルに集中して練習するにはいいですが、走ってドリブルする練習もやりましょう。
私がよくやっていた走りながらのドリブルの練習はまっすぐ走りながらやジグザクに走り、スピードは早くしたり遅くしたりと、試合の時のように強弱をつけてドリブルしていました。
走る速さが違うとドリブルの速さも違うので、止まっている時では味わえない感覚です。
速攻の時やディフェンスを抜く時などに必要になってくるドリブル技術が身につくと思うので、ぜひ走りながらのドリブルもたくさん練習してみてください。
まとめ
いろんなことがそうですが、ドリブルもやればやるだけ上達するので、毎日できるだけたくさんボールに触れてドリブルをしましょう。
最初はうまくいかなくても絶対上手になるので、失敗を恐れずにいろんなドリブル、実践、練習にチャレンジしてみてください。
皆さんにはぜひ利き手じゃない方のドリブルをたくさん練習してもらいたいですね。
私が左手でのドリブルに苦労したので、バスケを始めた方はすぐにでもたくさん利き手でない方のドリブルを意識して練習してください!
少しでも私が紹介したドリブルのコツや練習方法が皆さんに役に立つと嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。練習頑張ってください!